侮るな!トレンティーノの生産者組合!
イタリア、トレンティーノ アルト アディジェ州の生産者組合『ナルス マルグライド』は栽培農家に対して毎週勉強会を行い、冬の剪定の際にはハサミの入れる角度や毎日の作業記録などを義務化し、正しく行われていない時にはペナルティなどを負う程の徹底ぶり。
具体的には、毎週月曜日の勉強会で週単位の細かい指示を出し、月1でブドウ畑を回って作業チェック!
良いワインを作る為に、組織としてこれだけの規定と管理を設けているのには感服します。
また、ほとんどの農家はビオロジック栽培を採用しているが、ワインの品質が重要で「認証」によるマーケティングの方針は取得しないなどの徹底ぶり。
しかも、手摘み100%の収穫時間も決められ、運搬用のトラックもエアコンを効かせるときた!
ますます気になってしまう規則だらけの生産者組合ですが、今回はピノ・ノワールをテイスティングです。
Nals Margreid Mazzon Pinot Noir 2014
産地:イタリア トレンティーノアルトアディジェ
品種:ピノ・ノワール
外観:輝きのあるラズベリーチェリーレッド、粘性は強め。
香り:香りの第1印象は野性味溢れるザクロの果実味。そこに甘草や胡椒といったスパイスに血液や鉄分のニュアンス。
味わい:果実味の広がりを感じるアタック、ドライでミディアムプラスのボディ。口中を引き締める酸味と緻密なタンニンが中盤から続き、アフターにかけてテロワール由来の苦味が余韻を長く引き出しています。
エレガントで余韻が長く、ポテンシャルが高いワインです。
開くまでに少し時間がかかりますが、シュチュエーションにより様々な顔を見せ楽しませてくれるワインでした。
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