ブルゴーニュと新世界の良いとこ取り!
ドメーヌ ジョセフ ドルーアンは1880年にシャブリに設立され、現在ではブルゴーニュ最大規模のワイナリーです。
そんな、ドメーヌ ジョセフ ドルーアンは世界中の候補地の中から新たな生産地としてアメリカのオレゴン州を選びました。
彼らが理想としているブルゴーニュ(シャンボール・ミュジニー)にとても近い環境、つまり年間の気候、昼夜の寒暖差、標高、テロワールなどを計算しこの地を選んだわけですね。
本家のブルゴーニュに負けずとも劣らないオレゴンのピノ・ノワールは、1994年のホワイトハウスでの大統領の晩餐会にも出された程。
数々の雑誌や評論会で高評価を得ているにはそれなりの理由があるのが分かりますね。
ドルーアンが造るワインはブルゴーニュの良さを最大限に発揮しながら、オレゴンでしか表現できないテロワールを生かしソフトでエレガントで卓越したフィネスを持つワインに仕上げています。
これよりテイスティングです↓
Domaine Drouhin Oregon Pinot Noir 2015
(ドメーヌ ドルーアン オレゴン ピノ 2015)
産地:オレゴン州 ウィラメットヴァレー
品種:ピノ・ノワール
土壌:火山による火成岩で玄武岩の風化による鉄分、ミネラルを多く含んだ赤茶色の土壌
外観:輝きのある、ピンクがかったやや濃いめのルビーレッド。粘性は強く、ブドウの成熟度が高い事が分かります。
香り:第一印象はピュアな果実味にアーシーさが加わった印象。カシスやブラックベリーの果実にロースト、土、鉄分、スパイス、バニラなど。果実味の膨らみを感じさせつつも、エレガントさもある。
味わい:ピュアな果実味が口に広がり、ドライで強めのアタック。アルコール度数も14%と高めですね。豊富でまろやかな酸味とテロワール由来の柔らかな苦味が余韻を長くさせています。
けっして複雑なワインではないのですが、力強さとエレガントさを両方兼ね備えたグラマラスな印象。
まるでブルゴーニュと新世界の両方の良い所を合わせたようなワインでした(^^)
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